母乳をゴクゴク美味しそうに飲んでくれる姿はすごく愛しいし、日々の授乳の時間は幸せいっぱい
そんな大切なスキンシップでもある母乳育児ですが、ママの体調や子どもの成長、仕事復帰や下の子の妊娠など様々な事情によりやめる時が必ず訪れます

大変そうで断乳する自信がない

いつやめたらいいかわからない
そんな悩めるママたちに、我が家の体験談が参考になれば幸いです
息子編
母乳育児中の様子
生後まもないころから母乳が大好きな息子は、退院するときにはすでに完全母乳でスクスクまるまる育ちました
そしてわたしも母乳をあげられるのは母親の特権!とばかりに授乳の時間を楽しんでいました
困ったのは離乳食が始まってからのこと。ご飯はほとんど食べず、母乳ばかり飲む毎日。
1歳が近づいたころ、あまりに食べないので保健師さんやお医者さん、栄養士さんなどたくさんの人に相談しましたが「母乳をやめたら食べる」という人もいれば「いま断乳すると栄養不良になってよくない」という人もいて断乳する決意はできず。
このころになると息子のおっぱいへの執着がどんどんひどくなり、嫌なことがあって泣いたらおっぱい、眠たくなってもおっぱい、お腹がすいたときもやっぱりおっぱいと、一日中母乳を欲しがるようになっていました(授乳回数は新生児並み)
やめるきっかけと方法
寝るときも添い乳必須だった息子は、夜中も2~3回起きておっぱいを求めていました
そして日中もところ構わずわたしの服の中に手を入れたり、服をめくったり、、
24時間母乳漬けの毎日で、ついにわたしの首回りが傷だらけになり、さらに毎晩の授乳で寝不足の毎日。
もう耐えられない!と断乳を決意しました(このとき息子は1歳3か月)
その日から断乳の方法をネットで調べたりママ友に聞いたり。いろいろな意見を参考にして、夫に協力してもらえる日に断乳することを決めました
それからはカレンダーを前に息子に言い聞かせる毎日
「この日におっぱいバイバイだよ」と伝えると最初は“?”な様子でしたが、毎日続けるうちに一緒になって「バイバイ」といったりすることも増え、なんとなく理解している感じがしました(この期間も授乳の回数が減ることはなく、1日中おっぱいばかり)
そして断乳の日。最後の授乳はわたしの方が寂しくて泣きそうでした、、
当の息子は「おっぱいバイバイ」と言ったきり欲しがることもなく、予想していたよりも何倍もあっけない卒乳でした
その日のお昼寝はドライブ中に済ませ、夜の寝かしつけはのときには少し泣いたもののトントンしながら眠ることが出来ました(所要時間20分くらい)
2日目、3日目も同じような感じで、あんなに大好きだったおっぱいと上手にお別れできた息子に関心しました。本当にすごい!よく頑張りました!!(わたしの胸は張りまくって大変でしたw)
そして息子の食欲ですが、2日目の朝にお腹がすいたようでいつもより早く起き、レトルトの離乳食(80グラム)を完食!ほとんど食べない息子が80グラムも食べるなんて、生まれて初めてでした
断乳後の様子
あっけなく断乳した後は、おっぱいに興味を示したり触ったりすることもなく、母乳で育ったことをすっかり忘れているかのようでしたw
その後下の子が生まれたときには、またおっぱいに対する執着が復活するんじゃないか、、と少し不安でしたが、まっっったくそんなことはなく。
今度は自分がおっぱいを上げる方!と思っていたようで、服をめくって下の子に授乳しようと試行錯誤していましたw
そして朝までグッスリ眠れるようにもなり、わたしの体もかなり楽になりました(毎日夜中に授乳していたせいか、水分を欲しがって起きることがありましたが、お茶を飲むとすぐ寝てくれます)
断乳後一時的に増えた食欲はというと、しばらくすると逆戻りしてしまい、またほとんど食べなくなって、偏食もレベルアップしています(涙)
娘編
母乳育児中の様子
少し小さく生まれた娘。最初はなかなか上手に飲めず、生後2か月くらいまではミルクを足すこともありました
その後母乳育児が軌道にのってからもあまりゴクゴク飲む方ではなく、体も小さかったため、完全ミルクにしようか悩んだ時期も。
そのときに相談した助産師さんに「この子は少食なだけだから、ミルクにしても飲む量は変わらないと思うよ」と言われ、完全母乳で育てることを決意しました
離乳食を食べ始めたのが生後8か月のころ
それからどんどん食欲旺盛になりなんでもモリモリ食べ、あっという間に昼間の授乳は0になりました(寝かしつけと夜中に2回の授乳のみ)
やめるきっかけと方法
生後11か月のある日
たまたま夫が自分の寝室で娘の寝かしつけをし、そのまま全員就寝。(もともと夫だけ別室で寝ています)
「授乳の時間に泣いたら連れてきてくれるだろう」と思っていましたが、なんとそのまま朝まで別々の部屋で過ごせたのです!びっくり!!
娘は何度か夜中に起きたものの、指を吸いながら自分で上手に眠れたらしく、わたしも産後初めて一晩中眠れました
そして次の日も昼間の授乳はなしで、かなりの時間母乳を飲まずに過ごしていた娘
せっかく一晩眠れたのだから、このまま断乳してしまおうか!ということで急遽おっぱいとお別れすることになりました
2日目の寝かしつけの時に飲みたそうなそぶりをしたものの、だっこをしたりトントンしたり。口が寂しくなると指を吸いながら上手に入眠
この時のわたしの心境は複雑で、、
最期の授乳を噛みしめることなく急に断乳を決めたので心残りも少しあり、でも前の日の娘の頑張りを無駄にしたくなかったので、心を鬼にして寝かしつけました(涙)
3日以降は眠る前にぐずることもなく、おっぱいを求めることもなくなりました
断乳後の様子
突然断乳した娘は、上の子に比べると少しおっぱいへの執着がある気がします(眠たいときやお風呂に入っているときに触りたくなるよう)
でも昼間の授乳がなかったことや食べる量が増えていたことから、きっと娘にはちょうどいいタイミングで断乳できたんだと思います(というかそう思いたい、、)
上の子と同じく断乳後すぐに一晩中グッスリ眠れるようになり、相変わらず食欲も旺盛!
体の小ささが気になり、フォローアップミルクを飲ませた方がいいんじゃないかとお医者さんに相談したこともありましたが、必要ないとのことなので、食事で栄養をたっぷりとってもらえるように、食事作りを頑張ろうと思います
断乳後のママの変化
朝まで眠れる
断乳をすると嘘のように一晩中寝くれるので、ママの体が楽になる!2人の授乳と断乳を経験して、わたしはこれが1番嬉しかったです
妊娠後期からお腹が大きく寝苦しくなったり、おトイレの間隔が近くなったりでグッスリ眠れなくなり、産後は夜間の授乳で寝不足の毎日
断乳後久しぶりに朝まで眠れた時は体が軽くなったような気がしました
寝不足だと余裕をもって子育てできなかったりイライラしたり、良いことは一つもないですよね
そしてこどもを寝かしつけたあとに授乳の時間を気にする必要がなくなるので、家事をしたり息抜きしたり、夜の時間が充実する!
育児は基本24時間体制だけど、“この時間だけは少し気が抜ける”という瞬間がママの精神衛生上すごく大事な気がします
外出や子どもを預けるのが楽になる
母乳を必要としなくなると、誰かに預けたりすることも出来るし、授乳の時間や授乳室の場所を気にしなくてよくなるので、外出がめちゃくちゃ楽になる!
特に上の子がいると、授乳室から脱走しようとしたり、混んでるときに順番待ちをしたりするのが大変でした
我が家の場合は車の中で授乳することもあったので、授乳ケープも常にカバンの中にあり、お出かけの時は荷物がいっぱい!
断乳後は荷物も減り外出先での授乳の心配もなくなり、身も心も軽くなりました
薬やお酒も飲める
母乳育児で困るのがママの体調不良のとき。なんだか怖くて市販の薬なんて使えないですよね、、
かといって具合の悪い中子どもを連れて病院に行くのも気が引けたりして、、
結局自然治癒力に頼ったことが何回かありますw
でも断乳後はパパっと薬局で薬が買えるので自分の体調に関するケアがすごくしやすくなり、授乳中は我慢していた症状でも薬を飲むと一瞬で落ち着いたりして、よりよい状態で育児が出来るようになりました
服装が少し自由になる
妊娠中から着られる服が制限されるママたち
マタニティ期間が終わったら今度は授乳のことを考えた服選びをするように、、
なかなか着たい服が着られなかったりで、毎日のモチベーションが下がっていました
欲しい服があっても「どうせいまは着られないし」とあきらめることも。
断乳後は服装選びの幅が広がって、少しお洒落が出来るようになりました(まだまだ育児モードの服ばかりですが、、)
まとめ
服装や時間に制限があったし、なかなか子どもを預けられなくて苦労もしたけれど、終わってみればあっという間の授乳期間でした
そして断乳をしてたくさんの良いことがあったし、赤ちゃんだった子どもたちが幼児へと成長していく姿を目の当たりにしたようで感慨深いものもありました
いまでも授乳中に撮っていた子どもたちの写真を見て幸せな気分になるし、かけがえのない大切な時間をすごせたな~と幸せな気分になります
断乳するともう二度と戻ってこないその子との授乳の時間
いま母乳育児中のママたちには断乳をするときに後悔しないように、授乳の時間を楽しんでほしいと思います
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